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船岡城は鎌倉時代の始め頃芝田氏が拠った山城で、その後幾変遷を経て明治維新を迎えたが、寛文11年(1671年)の原田甲斐による伊達騒動が知られている。園内には山本周五郎の小説「樅の木は残った」のモデルとなった樅の木もある。明治2年の火災で建物一切は烏有に帰したが、その後公園として整備され15.3ヘクタールの広さを誇る。現在園内には明治40年に植えられた老木80本を含む総本数1000本の櫻が咲き乱れ「さくらまつり」が開かれる。白石川堤の「一目千本櫻」と合わせて「さくら名所100選」に県内でただ1ヶ所選ばれている。 |