水戸・偕楽園 

所在地 茨城県水戸市常磐町1-3-3
交通 JR常磐線水戸駅よりバス約10分後徒歩約6分
問い合わせ 偕楽園事務所-029-244-5454
開花期 3月下旬〜4月中旬
品種 ヤマザクラ、ソメイヨシノ他
樹齢 -
指定 -
樹高 -
幹囲 -
撮影 2001.4.11
記事 偕楽園は水戸・徳川家第9代藩主・徳川斉昭が、天保13年(1842年)に開園したもので、文字通り家臣や領民と偕に楽しむ場所であった。岡山の後楽園、金沢の兼六園と共に日本三名園の一つに数えられており、2〜3月の梅祭りには、多くの人々で賑わう。その梅林に囲まれた見晴広場の一角に、一本の山櫻(左近の櫻)が佇立する。昭和38年(1963年)京都御所紫宸殿の左近櫻の根分けを植えたものである。当時7年生というから樹齢は45年程か。正に壮年期で、幹は太く四方に大きく枝を伸ばした姿は、寔に壮観である。初代の櫻は幕末、斉昭夫人・登美の宮が降嫁の際、仁孝天皇より賜った樹だが、その後枯れたために植え継がれたものである。人影も少なく穏やかな花見が出来た。近くに「二季咲櫻」がある。こちらも2代目で、初代の樹は、水戸藩士久米某邸内にあったものを移植したという。シキザクラの仲間で春と秋から冬にかけて開花する。今日もピンク色の花をビッシリと付けた姿は艶やかだった。園内には好文亭など多くの見所がある。
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