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ここは世界的植物学者、故牧野富太郎博士が大正15年(1926年)から、亡くなった昭和32年(1957年)までの住居跡で、翌昭和33年牧野記念庭園として開園されたものである。園内には博士が生前、国内外から集められた珍しい植物が340種もある。櫻の仲間では、博士が高知市の仙台屋(呉服屋)の庭先で見付け命名したというセンダイヤザクラがある。親木は既に枯死しており、この木が最も古く大きい木という。開花はソメイヨシノより1週間ほど遅く、花色はヤマザクラより紅色が濃く、葉も赤みを帯びているのが特徴。今朝の新聞を見て来たのだが、見事な満開。庭が狭いので隣の運転教習所に入れてもらい写真を撮る。園内には早咲きのオオカンザクラを始め、10種を越す櫻が時を替えて楽しめるようだ。
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