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円乗院は建久年間(1190~1199年)畠山重忠により道場村(今の浦和)に創建されたが、慶長年間(1596~1615年)当地に移されたという。本堂は度々の火災で焼け、大正15年(1926年)現在のような形になったという。慶長年間の建築と伝えられる表門を入った右手に大きな枝垂櫻がある。根元から2幹に分かれた中々姿の良い樹で、昭和56年に建てられたと云う、朱塗りの多宝塔とよくマッチしていた。花期は残念ながら一寸遅かった。昭和39年市の天然記念物に指定された。仁王像を安置した長屋門など見るべき建造物も多い。
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