飯田・長姫の安富櫻 

所在地 長野県飯田市追手町2-655-7 飯田市美術博物館構内
交通 高速バス飯田線・飯田バスターミナル下車徒歩約8分
問い合わせ 飯田市役所-0265-22-4511
開花期 4月中旬
品種 エドヒガン
樹齢 約350〜400年
指定 県指定天然記念物
樹高 約20m
幹囲 約5.4m
撮影 2003.4.13
記事 飯田市街地の東南方、松川と谷川に挟まれた台地上に飯田城(別名長姫城)跡がある。その一角に現在は飯田市美術博物館の瀟洒な建物が建てられていて、前庭に樹齢350年を超す江戸彼岸の巨櫻がある。樹勢も盛んで青空に映えて咲き誇る満開の姿は正に圧巻である。県下の名木と言われるのもむべなるかなである。すぐ隣には「さんしゅう」の黄色い花が彩りを添えていた。ここは元、二の丸跡と言われ、飯田城主・堀家初代・堀親昌が寛文12年(1672年)入封以来、代々家老職を継いできた安富家の屋敷跡だったので「安富櫻」の名がある。この樹は堀家・初代城主の入封当時植えられたものと伝えられている。
この付近は、かっては飯田中学校後に飯田長姫高校の校舎があった所で、その後飯田市美術博物館となった。今日は菱田春草展と「櫻守の旅フォトコンテスト」展が開かれていた。
東南側の森には飯田城主堀家3代の霊を祀る長姫神社があり、柳田国男記念館、日夏耿之助記念館などもある。
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