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飯田城址より北方数百メートルの地、江戸町に古い枝垂櫻
の残る寺が3ケ寺ある。正永寺、黄梅院、専照寺である。何れも飯田城主脇坂侯{初代脇坂安元(1617〜1654年)2代安政(1654〜1672年)}が弥陀の四十八願に因み、領内四十八寺堂に植えたものの一つと言われている。
ここ正永寺の枝垂櫻 は、落雷か事故で主幹の一部を失い、片側だけに張り出した枝に咲く満開の姿は痛ましい。当寺の開創は応永15年(1408年)で、その後文禄3年(1594年)現在地に移されたもので、そのころ植えられたという説もある。(飯田市の櫻の樹齢、由緒などの記述に関しては飯田市産業観光課で出されている「南信州銘櫻物語」を参考にしている)
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