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飯田市の中央東寄りの仲の町、二本松の辺りに天満宮があり、路傍に1本の枝垂櫻
の若木がある。形も良くこれからが楽しみな樹である。此処は昔飯田城主堀家の祈願所・普門院があった所で、第10代・堀親しげの室成子が詠じた歌碑が残されている。「むかし誰がうえそめて かくいと櫻 いとなかく世に たえぬかほりそ」初代糸櫻は明治41年暴風の為倒壊。現在の櫻は3代目である。
近くに元飯田遊郭跡があるが、最近まで残っていた久保田楼も取り壊されてアパートに成っていた。又市内に戻るこの道沿いには、菱田春草生家跡、武家屋敷の土塀、武家屋敷黒須家の門、下伊那郡教育会館、高野産婦人科医院や居宅などがあり、町並み歩きが楽しめた。伝馬町通りに出る角に喜久水酒造の店があり、地酒「菊慈童」を需む。
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