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都立・蘆花恒春園は明治から大正にかけて、多くの名作を著した文豪・徳富蘆花の旧宅のある恒春園区域と、その周辺の解放公園区域(児童遊園、花の丘区域等)からなっている。広い園内の環状八号線側、花の丘広場の一画に、長野県高遠町より寄贈をうけたタカトウコヒガンザクラ・15本が列植されている。丁度見頃を迎えた花の下ではご近所の方々が弁当を拡げていた。園内の恒春園区域には徳富蘆花が明治40年から20年間を過ごした母屋、梅花書屋(表書院)、秋水書院(奥書院)が廊下でつながっており、又別棟で愛子夫人の居宅もあって自由に見学できる。隣接の墓地を含め東京都の史跡に指定されている。また併設の蘆花記念館には作品や身辺具なども展示されている。一隅に地元ボランティアの方が造られた木の実人形や小鳥などが置いたあったので頂戴する。「蘆花恒春園の森の精」と名付け保存。 |