| 記事 |
福島県中部に位置する三春町。五万五千石の城下町で、春ともなると梅、桃、櫻が一斉に咲き出すのでこの名がある。町外れの丘の斜面に1本の巨大な枝垂櫻が立つ。たくさんの枝がしだれて咲く様子から「滝櫻」と呼ばれている。ここ「三春の滝櫻」は、岐阜県「根尾谷の淡墨櫻」と共に、日本の名櫻・古櫻の代表とされており、その美しさは全国に喧伝されている。12年前に来た時とは違い、道路も駐車場も広く立派になったが、何か狭くなった様な印象を受けた。それでも周りの田圃を買収したり、囲いを大きくして見物人を遠ざけるなど、手入れも良くされていて、見事に咲き誇り大勢の見物人の嘆声を浴びていた。文字通り、新川和江・詩「枝垂れてしぶく花の滝……」の世界。滝櫻の裏には、さくら湖と称する三春ダムが現出、最近完成式が行なわれたようだ。大正11年、国指定天然記念物。近くに高柴デコ屋敷などがある。 |