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長野県の北端黒姫山の山麓、原地区に枝垂櫻の巨木がある。黒姫駅から南へ2.5kmほどの地で広大な野原の真ん中。遠くバックには雪を頂いた飯綱・黒姫・妙高の山々が連なり、まことに抜群の立地である。上部の枝張りが一寸さみしいが、樹容も良く県内最大、最美の枝垂櫻といわれている。この櫻は「関貞櫻」とも云われ、由来記によると、関貞坊は由井正雪の孫にあたり、忠臣蔵討ち入り引き上げの際、四斗桶にて酒を振る舞ったりしたが、幕府の眼を逃がれて浪々の末、此処原村にとどまり、此の櫻の木を植えたと伝えられている。傍らに小林一茶の句碑「山桜花の主や石仏」昭和42年、県指定天然記念物。駅近くに一茶記念館、俳諧寺、一茶の墓などがある。 |